英国のデビッド・キャメロン首相は、現地時間10日、2003年以来久しぶりとなる日本を訪れた。滞在予定は2日間だという。
今回の英首相訪日には、英国の航空宇宙関連企業・BAEシステムズ、航空機製造会社・ウエストランド・エアクラフト社(Westland Aircraft)など防衛装備品製造業を含む40あまりの英国企業トップが同行している。
日本政府は2011年12月、「武器輸出三原則」を緩和し、武器・装備の国際共同開発への参加と人道目的での装備品供与の解禁を決定した。
英国メディアの報道によると、「英国は日本とまずは非致死性兵器の共同開発に着手する予定で、その後、日本向けの艦艇・ヘリコプター輸出へと逐次協力分野を拡大したい意向」だという。
現段階では、日本と防衛装備品の協力関係にあるのは、戦闘機を含む米国製武器を購入している米国のみだ。一部のアナリストによると、日本は英国との防衛装備品協力関係の締結により、武器開発コスト削減や更なる先端技術の獲得などを目指しており、英国は日本の防衛装備市場に照準を合わせ、日本市場への武器輸出に意欲を示しているという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年4月11日