韓国・仁川地裁で中国漁船の船長らに判決が言い渡された件について、外交部の劉為民報道官は19日の定例会見で「韓国側の判決に留意している。中韓は黄海の排他的経済水域(EEZ)の境界線をまだ確定していない。韓国が一方的に『排他的経済水域法』を適用して中国の漁民に判決を下すことは受け入れられない」と述べた。
また「事件発生後、中国は一貫して韓国側と緊密な意思疎通を保ち、理性的、公正、適切に対処するよう促してきた。中国は引き続き事件の推移を注視し、当事者の中国公民に必要な助力をし、彼らの正当で合法的な権益を守る」と述べた。
仁川地裁は19日、中国漁船「魯文漁」号の程大偉船長に懲役30年、罰金2000万ウォン(約1万7500ドル)の判決を言い渡した。別の中国漁船「遼葫漁」号の劉船長と両漁船の船員8人にも1年6カ月から5年の懲役刑と罰金の判決を言い渡した。
「人民網日本語版」2012年4月20日