G20:世界経済ガバナンスにおける中国の行動

G20:世界経済ガバナンスにおける中国の行動。

タグ: 胡錦涛,G20,首脳会議

発信時間: 2012-06-14 13:42:52 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

各国首脳にとってはティータイムも具体的内容に富む2国間交流を行う時間だ。胡主席はサミットに出席するたびに2国間交流を2-30回行っている。G20の枠組み内の協力について話し合い、意見の一致を促すべく取り組むこともあれば、2国間関係および世界や地域の重要問題について意見交換することもある。こうした「ちょっとした機会も逃さない」2国間交流は、その場で椅子を運んできて行うこともあれば、立ったまま行うこともある。カナダのハーパー首相は胡主席と話を交す機会を逃さぬよう、いつも専門の中国語通訳を連れて会議に出席している。カンヌサミットでは日本の野田佳彦首相も中国語通訳を連れてきた。

ブラジルのルラ大統領がロンドンサミット期間に評したように、胡主席は国際会議に出席するたびに大国の指導者としての役割を発揮し、会議の成功に積極的な貢献を果たしている。実際、これまでに開かれたG20サミットはいずれも、中国の主張が中国人民の利益だけでなく世界の経済情勢にも注目していること、中国側の的確な努力が世界経済ガバナンスのプロセスを推進したことを物語っている。

中国は力強い発言と着実な行動によって国際社会や無数の途上国から称賛されている。インドの学者モハンティ氏が述べたように、世界金融危機の発生以来、中国は世界の経済回復を後押しする様々な重要な措置を力強く提唱し、さらに最近では回復の足並みを先導すべく内需刺激に取り組んでいる。「大恐慌以来、経済が最も困難な時期に、中国は常にわれわれのにとって救いの星だ」。オーストラリアン紙は先日の社説でこのように感嘆した。

ロスカボスサミットの課題は極めて困難だ。世界金融危機の余波はおさまらず、世界の経済回復プロセスは困難や曲折を迎えている。一部先進国は失業率が高止まりし、成長の原動力が不足している。新興国はインフレと経済成長減速の二重の圧力に直面している。主要国際準備通貨の為替相場は激しく変動し、大口商品価格も大幅に揺れ動いている。世界で保護貿易・投資主義が強まっている。ロスカボスサミットが世界経済ガバナンスについて、さらなる効果的行動を打ち出せるかどうかは、各国の意欲と努力次第だ。

サミットを前に中国は「引き続き国内の事をしっかりと行うとともに、G20を含む国際社会との協力を強化して、世界経済の強固で持続可能かつ均衡ある成長を共同で促す自信がある」との積極的なメッセージを伝えた。

「人民網日本語版」2012年6月14日

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