北京で開会中の中国共産党第18回全国代表大会の主席団第3回会議が13日午前、胡錦涛総書記(国家主席)の主宰で開催された。同会議は、党大会で選出される第18期中央委員、中央候補委員、中央規律検査委員の候補者名簿(草案)を承認。各機関・地域の党大会代表団に提示し、討議に委ねることを決めた。新華社が伝えた。
主席団が10日承認した候補推薦者名簿について、各代表は11日から討議を開始。代表らは「名簿は党内民主を十分に生かした形で作成されている。候補者らはいずれも政治思想が優れ、活動実績も豊かで、国民の認知度も高い。全体的に見ても合理的に構成されており、よく練られた草案」と評価している。
12日午後、13日午後に開かれた各代表団の全体会議では、中央委員、中央規律委員、中央候補委員の予備選挙が行われた。予備選挙は党大会の選挙規則に基づき、候補推薦者が定数を一定の比率で上回り落選者が出る「差額選挙」が採用され、差額の割合はいずれも8%以上となった。投票は、投票管理者の監督のもと、選挙規則に厳格に基づいて行われる。
13日午後には各代表団の分科会が開かれ、主席団第3回会議で承認された候補者名簿について討議を行う。
党大会の最終日となる14日午前、候補者に対して事実上の信任投票となる正式選挙を行い、中央委員、中央候補委員、中央規律検査委員が確定する。
「人民網日本語版」2012年11月13日