胡錦涛国家主席は十八大の報告の中で、「この問題が解決されなければ、党にとって致命的な傷となり、党と国を滅ぼすことになる」と指摘し、党全体に対して、毅然たる態度で汚職に反対し、清廉・公正な共産党員の本来の姿を堅持するべきだと強調した。
多くのネットユーザーは、反汚職に期待寄せた。あるネットユーザーは、「汚職に反対し清廉を提唱する道は苦難に満ちているが、党と国民の決意が揺らぐことはない。各法律・制度の徹底、制度による人・権力・物事の管理により、汚職の道が人々から唾棄される道になることを期待する」と語った。
王副教授は、「まずはサービス型の政府を建設し、国民の需要を指針とし、効果的な制度により汚職問題・国民生活問題を解決するべきだ」と提案した。
調査結果を見ると、中国の今後の発展について、国民自らの発展に関する一部の問題も注目を集めた。ネットユーザーの62.8%は「発展の不均衡、所得格差」を、53.95%は「社会保障システムの不備」を、中国の今後の発展が直面する主な課題としている。
国家行政学院社会・文化教研部の講師の胡穎廉氏は新華網の取材に応じ、「中国は現在、ケーキを大きくする段階から、ケーキを上手に分配する段階に向かい邁進している。国民の需要は『生存のための需要』から『発展のための需要』に転換しており、公平・グリーン・安全等の要素に対する注目度が高まっている。これらの問題が解決されなければ、国家のハイレベルな発展が妨害されるだろう。国民の需要に関する課題を解決することで、国民全体の力を引き出すことができる」と語った。
「人民網日本語版」2012年11月14日