中国共産党第18回全国代表大会(十八大)の成果について、日本国際協力機構(JICA)中国事務所の中川聞夫所長は12日北京で、第18回党大会で強調された「恵民政策(全国民に国の発展による恩恵を享受させることを基軸とした一連の政策)」を高く評価した。
中川所長は「『すべての人たちに経済成長の恩恵が行くように』ということが強調された。これは今後、中国のいろんな政策の変化に表れてくるものと思う。JICAがやってきた方向性と今回の胡錦涛総書記がおっしゃっていることの方向性は一致していると思って大変嬉しく思っている」と評価した。
また、「私は30年前も中国に来た。この30年、中国はものすごい長足の進歩を遂げた。特に21世紀に入ってからの変化は非常に大きい」とし、JICAは引き続き、中国の関連部門と共に環境保護や人材育成などの分野で密接に協力し、中国の経済発展を後押ししていきたいと表明した。
「中国国際放送局 日本語部」 2012年11月15日