安倍晋三氏、野田佳彦氏と「第三極」勢力の日本未来の党代表
共同通信によると日本の全国知事会は2日、各政党の衆院選公約に対する採点結果を発表した。自民党が首位、民主党が2位となり、公明党と「第三極」勢力の日本維新の会が僅差で3位と4位につけた。16日の投開票が近づくにつれて、混乱する日本政界の誰に軍配が上がるのか、徐々に目鼻がついてきた。だが衆院選後に本当に政界は安定するのだろうか。人民日報海外版が伝えた。
■かつてない多党乱戦
衆院選でより多くの議席を獲得するため、日本では政界再編が加速しており、政党の離合集散には目がまわる。11月16日に野田佳彦首相(民主党党首)が突然発表した解散によって、政党分裂、新党乱立が再び激化した。
共同通信は11月17日、石原慎太郎氏の新党「太陽の党」が解散して橋下徹大阪市長を代表とする「日本維新の会」に合流したと報じた。同月22日、河村たかし氏と山田正彦氏が新党「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」を結成。同月28日には小沢一郎氏率いる「国民の生活が第一」が嘉田由紀子滋賀県知事の「日本未来の党」に合流した。
この2大新党はすでに再合併を決定したという。「みどりの風」の前衆議院議員も参加する。この新勢力は日本維新の会とは異なる新たな「第三極」を形成する。
「スピード結婚」式の日本の政党の離合集散には目がまわる。最多時には政党数は過去最多の16に達した。整理統合を数回経て、現在は11政党あり、衆院選が混戦模様になるのは必至だ。