◇自公連立政権を重視か
衆議院総選挙後にどのような政権が生まれるか、現在も明らかになっていない。しかし日本メディアは、自民党と公明党による連立政権の誕生が確定的であると指摘したが、この連立政権に他の政党が加わるかについては依然として未知数だ。
野党が参議院の多数の議席を占める「ねじれ国会」の局面打開は、自民党新政権にとって難しい問題である。民主党は衆議院総選挙で惨敗を喫したが、参議院の最大政党であり、自民党と公明党の参議院議席数は過半数に達していない。ゆえに今後国会に提出される各種法案は、参議院をスムーズに通過できない。
安倍氏は総選挙の中で、政権奪取後に民主党と連携することはありえないと表明した。自民党と公明党の連立政権を基礎とし、参議院で一部の政策が似通った政党と「部分連合」を行い、「ねじれ国会」の局面を打開する。
アナリストは、「自民党新政権は現実離れした政策主張を調整し、実行性の高い内政・外交を推進し、ねじれ国会の局面打開の良策を講じない限り、安定的な政権基盤を築けず、苦しい執政が強いられるだろう」と警鐘を鳴らした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年12月17日