習近平中共中央総書記は28日午後、平和的発展路線の堅持について中共中央政治局の第3回集団学習を主宰し、以下の点を強調した。
中華民族は平和を愛する民族だ。戦争を無くし、平和を実現することが近代以降の中国人民の最も差し迫った、最も深い願望だ。平和的発展の道を歩むことは、中華民族の優れた文化伝統の継承と発展であり、近代以降に遭遇した苦難の中から中国人民が得た必然的な結論でもある。中国人民は戦争のもたらす苦難について骨身に刻まれた記憶があり、平和をたゆまず追い求めており、平和で安定した生活を非常に大切にしている。中国人民が懸念するのは動揺であり、求めるのは安定であり、待ち望むのは天下太平である。
われわれは平和的発展の道を堅持するが、われわれの正当な権益を放棄するわけには断じていかず、国家の核心的利益を犠牲にするわけには断じていかない。いかなる外国も、われわれが自らの核心的利益を取引対象にすることを期待してはならない。われわれがわが国の主権、安全、発展上の利益を損なう苦々しい果実を呑み込むことを期待してはならない。中国は平和的発展の道を歩む。他の国々も平和的発展の道を歩まねばならない。各国が共に平和的発展の道を歩んで初めて共同発展が可能になり、国と国との平和共存が可能になるのだ。われわれは平和的発展の道を堅持するという戦略思想を幅広く、深く宣伝し、わが国の発展を正しく認識し、扱うように国際社会を誘導しなければならない。中国の発展は他国の利益を犠牲にするものでは断じてない。われわれは他国に損失をこうむらせて自国の利益を図ったり、災いや困難を他国に押しやることは断じてしない。われわれは確固不動として平和的発展の実践者、共同発展の推進者、多角的貿易体制の擁護者、世界経済ガバナンスの参与者であり続ける。
「人民網日本語版」2013年1月30日