中国の海洋監視船が14日、釣魚島(日本名・尖閣諸島)を巡航し、中央電視台(CCTV)が釣魚島の映像を初めて生中継した。日本は中国軍艦が海上自衛隊の護衛艦に射撃用レーダーを照射した事件を騒ぎ立てて世論を見方につけようと、近く訪米予定の安倍首相のための世論工作をしている。CCTVの生中継は、釣魚島の権利維持が常態化した事実や、釣魚島の主権は中国にあり、自らの核心的利益を取引に使わないことを世界に知らしめる狙いがある。世論戦、外交戦で中国に譲歩を迫る幻想を日本は棄て、釣魚島に争議が存在する現実を認め、平和的対話を通じて問題解決に取り組むべきだ。15日付の香港紙・文匯報が伝えた。
釣魚島問題は昨年末に日本のいわゆる国有化によって突然風向きが変わった。中国の主権主張、主権維持の長期的行動によって情勢は中国に有利な方向に発展しつつある。海洋監視船の巡航中継は、中国の釣魚島に対する権利維持が常態化した元に戻れない事実や、釣魚島に領有権争いは存在しないという日本の主張はまったくの嘘だと全世界に知ってもらうのが狙いだ。