韓国で25日午前0時、朴槿恵氏が李明博大統領の後を継ぎ、第18代大統領に就任した。韓国の学者は新政権は一刻も早い経済刺激、朝鮮半島情勢の悪化の回避、対中関係の強化に取り組む必要があると指摘する。
韓国大統領引き継ぎ委員会は21日、新政権の政策目標と措置を発表した。だが朴氏が大統領選時に約束した「経済の民主化」に関する内容は乏しく、福祉政策予算も大幅に縮小された。
韓国世宗研究所の李泰桓首席研究員(政治学)は「新政権がまず解決しなければならない問題は経済刺激だ。経済成長があって初めて政府は歳入を増やし、社会福祉予算を増やすことができる」と指摘。外交面では「新政権は朝鮮半島情勢の一層の悪化を防ぎ、対話を通じて朝鮮の核問題を解決しなければならない。韓国にとって最も重要な対外関係は対中関係と対米関係だ。新政権は韓米同盟を発展させると同時に、多方面で対中協力を強化しなければならない。対日関係については短期間で大きな進展は難しい」と述べた。
「人民網日本語版」2013年2月25日