資料写真:AIP技術搭載の潜水艦「ラーダ級」
習近平国家主席の訪露前、中露両国は2枚の武器販売枠組み合意書に調印した。中国はロシアと共同建造するAIP技術搭載の潜水艦「ラーダ級」を4隻、さらにSu-35戦闘機を24機購入する。中国がロシアから重大軍事装備を購入するのは10年ぶりのことだ。中国中央テレビ(CCTV)が伝えた。
ロシアが中国に売却する「ラーダ級」は高い静音性を誇る。同潜水艦は「2+2」(ロシアで2隻・中国で2隻)の形式により、中国海軍向けに設計・建造される。中国がロシアから調達する新型戦闘機Su-35は、最も第5世代戦闘機に近い第4世代戦闘機とされている。中国製ステルス戦闘機の就役前、Su-35は中国の防空の圧力を効果的に軽減できる。
消息筋は、「潜水艦の契約はロシアにとって非常に重要で、プーチン大統領の批准する露中提携プロジェクトで最優先されている」と述べた。ロシアの経済紙・コメルサントは、「4隻の潜水艦は総額約20億ドルに達する」と予想した。
中露両国は今後も、新たな軍事技術提携合意書を締結していくだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年3月25日