習総書記が第二砲兵部隊を表彰 核兵器強化のシグナルか

習総書記が第二砲兵部隊を表彰 核兵器強化のシグナルか。 第二砲兵部隊の靖志遠・元指令員は寄稿文の中で、「中国の核兵器の発展は限られており、数による競争が不可能だ」とした。中国政府は国家安全保障に必要な「最低水準」の核兵器を維持しようとしている。しかしこれは、中国が核兵器の規模を大幅に拡大する必要性を意味するものかもしれない…

タグ: 習近平 第二砲兵部隊 ミサイル 核兵器 

発信時間: 2013-04-02 13:00:33 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国共産党の新たな指導者である習近平国家主席はこのほど、人民解放軍第二砲兵部隊(中国戦略ミサイル部隊)と交流した。これは習総書記が指導する中国戦略ミサイル部隊の将来的な発展に関する、さまざまな憶測を呼んだ。習総書記は3月下旬、同部隊で特に優秀な貢献を成し遂げた某旅団を表彰するよう命じた。習総書記が昨年12月、同部隊の党代表大会代表と会見した際に発表した講話は、海外メディアによって幅広く報じられた。習総書記は当時、同部隊は「中国の戦略的脅威の核心的な力、中国の大国としての地位の戦略的支柱、国家安全保障の重要な礎だ」と述べた。米シンクタンク・ジェームスタウン基金会の中国軍事情報サイト「China Brief」が3月28日に伝えた。

第二砲兵部隊の靖志遠・元指令員は寄稿文の中で、「中国の核兵器の発展は限られており、数による競争が不可能だ」とした。中国政府は国家安全保障に必要な「最低水準」の核兵器を維持しようとしている。しかしこれは、中国が核兵器の規模を大幅に拡大する必要性を意味するものかもしれない。

通常ミサイル能力の現代化という問題について、第二砲兵部隊は精密打撃武器の火力強化、射程距離延長に取り組み続ける見通しだ。米民間シンクタンク「プロジェクト2049研究所」のマーク・ストークス氏は、「中国は今後、射程距離の長い対艦弾道ミサイルを発展させ、少なくとも3000キロ圏内の米国空母を脅かすことが可能だ。中国はまた、新型・長距離の対地攻撃ミサイルを発展させる可能性もある」と分析した。

中国は今後10年に渡り、第二砲兵部隊の核ミサイル能力の強化に取り組む可能性がある。核ミサイルは現在も、中国の「核の脅威」の最も重要な要素だ。中国はこの流れに乗り、より高い能力を持つ戦略核ミサイルの発展を目指すだろう。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年4月2日

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