だが記者が確認したところ、ネット上の「北海艦隊駆逐艦第一支隊の艦艇が空母の母港に進駐」との情報と間もなく行われる遠洋航行との間に関係はなかった。
鄭少将は取材に「将来中国の空母艦隊は北海艦隊を含む各大艦隊の中から必要な艦艇を選択するだろうが、駆逐艦第一支隊全部を組み込むことはあり得ないし、その必要もない」と指摘。「空母艦隊の艦艇の種類は必要に応じて適切に調整されるが、全体としては比較的固定される。米海軍を例に取ると、米海軍の公式サイトによると前線配備の『ワシントン』空母戦闘群は規模が大きく、水上艦だけでミサイル巡洋艦2隻、ミサイル駆逐艦4隻、護衛艦1隻、高速補給艦1隻がある。だが実際の配備と演習参加時には、往々にしてミサイル巡洋艦1隻、ミサイル駆逐艦1-2隻、補給艦1隻からなる比較的小規模の『空母打撃大隊』を編成する」と説明した。
鄭少将はまた「米国の空母戦闘群の艦艇は不変ではなく、各艦の戦備状況と任務上の必要に基づき柔軟に選択される。これは空母戦闘群の適応能力の向上にも有利だ。同様の理屈で、中国の空母艦隊の護衛艦艇も固定された数隻の軍艦で構成される必要はない」と指摘した。
「人民網日本語版」2013年5月6日