同じく第2次大戦の策動地であり敗戦国であるドイツは、戦後真摯で、明確な、徹底した姿勢で歴史を扱い、ブラント首相(当時)がポーランド訪問時にユダヤ人犠牲者の記念碑前で跪いた光景によって、国際世論の理解と称賛を得ることができた。だが、日本の一部の政治屋が8月15日に跪拝するのは東条英機らA級戦犯と日本軍国主義者の亡魂だ。68年が経った。ドイツというぴかぴかの鏡は、歴史責任を直視する勇気がなく、「普通の国」になることを思い描く日本の一部の政治勢力と政治屋の懦弱と思い上がりを映し出している。
68年前、中国人民は不撓不屈の闘争を経て、抗日戦争の偉大な勝利を勝ち取った。8月15日に対して、中国人民は勝利の記憶を持つ。100年にわたり列強に度々蹂躙されてきた民族が、この日を境に外来強権による奴隷的酷使の歴史から脱却したのだ。この日を境に中華民族は統一、平和、発展への歩みを加速したのだ。特に改革開放以降、中日の総合国力に逆転が生じた。これは屈辱を味わったわれわれが勇ましく前進したおかげだ。われわれは日本の右傾化が地域とわが国にもたらす安保上の脅威に警戒する必要があるが、それ以上に実力と道義上の優勢をもって日本からの様々な挑戦、さらには挑発と向かい合う自信を持っている。
われわれが過去を振り返るのは、より良く前進するためだ。中国は歴史を銘記する中で成長し、世界は歴史を銘記する中で発展する。その反対に、あくまでも誤った歴史観を抱いて放さぬ日本の政治屋たちは、日本に前進の方向を見失わせるだけだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年8月16日