習近平国家主席は6日、ロシアのサンクトペテルブルクで米国のオバマ大統領と会談しました。
習主席は席上「アジア太平洋地域は、中米双方の共同の利益が最も見られる地域であり、この地域において両国の協力分野は意見が相違する分野より多い。現在、アジア太平洋地域はよりよく発展していくチャンスに恵まれているものの、海洋権益や領土紛争などの課題がある。今後、米国は客観的、かつ公正な態度を持って、関係国による実際行動を推進し、この地域の平和、安定と繁栄に重要な役割を果たすよう中国は期待する」と述べました。
これに対しオバマ大統領は「米国はアジア太平洋地域の諸問題で米中間の全面的パートナーシップを構築し、相互の疎通と協調を強め、区域的な協力を共に推進していくよう希望する」と述べた上で、紛争解決については「外交ルートを通じての解決を期待しており、米国はこのために積極的な役割を果たしたい」との姿勢を示しました。
このほか、両首脳は、朝鮮半島情勢やシリア問題について意見交換を行ないました。
「中国国際放送局 日本語版」より 2013年9月7日