改革開放の自信が中国経済のアップグレードを先導 

改革開放の自信が中国経済のアップグレードを先導 。 夏季ダボス会議が予定通り開幕した。中国の李克強総理は英紙フィナンシャル・タイムズへの寄稿、フォーラムに出席する企業家との交流、開幕式での式辞によって、あるメッセージを明確に世界に伝えた…

タグ: 改革 奇跡 構造転換

発信時間: 2013-09-13 09:26:29 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

夏季ダボス会議が予定通り開幕した。中国の李克強総理は英紙フィナンシャル・タイムズへの寄稿、フォーラムに出席する企業家との交流、開幕式での式辞によって、あるメッセージを明確に世界に伝えた。「中国は現在自信に満ちて、地に足をつけてアップグレード版の中国経済を築いている」--。(文:丁志傑・対外経済貿易大学金融学院院長。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)

今年上半期に中国の経済成長が異例にも2四半期連続で減速したことに、様々な懸念や憶測が生じた。一部の国際投資銀行は、中国の経済成長率は3%以下にまで下落する可能性があると予言までした。「中国経済悲観論」がやかましく飛び交い、一度は国際世論の主流となり、中国危機の到来を手をこまぬいて待つ人もいた。

だが、政策決定者の足並みは乱れなかった。政治局会議も国務院常務会議も経済構造調整と安定的経済成長という両長・短期目標に共に配慮し、アップグレード版の中国経済を築くべく、安定成長、構造調整、改革促進の統合的計画を堅持し、各分野で改革措置を打ち出し続けた。

「中国経済悲観論」が再び間違っていたことは事実によって証明された。相次いで発表された7、8月の経済統計は、政府の政策がプラスの効果を上げ、経済が下げ止まりと回復を始めて、「中国経済の奇跡」のセカンドシーズンに入ったことをはっきりと示した。大量の事実を前に、中国経済悲観論の声は弱まり始め、立ち消えとなり、中国側に寝返って見解を変える者すら現れた。「中国の今年の経済・社会発展目標は必ず達成できる」。この言葉は現在の経済に対する中国の総理の自信を伝えるだけでなく、それ以上に経済のモデル転換と高度化への政策決定者の決意をはっきりと示している。われわれは長期的で健全な発展の道を歩んでいるのだ。

改革は最大の配当をもたらす。中国の総理が最も多く語ったのは改革であり、改革の役割と構想について、具体的改革について、全体に影響を及ぼす改革について、よどみなく語った。中国経済の発展が比類なき潜在力を備えているのは確かだ。東部・西部間、都市・農村間の格差は問題だが、それ以上に発展の余地だ。生産力の発展は、技術進歩による生産力の向上が1本の足であり、改革によって生産力を解き放ち、市場、政府、社会が各々の責務を果たすことがもう1本の足だ。生産力を高めることも、生産力を解き放つことも革新であり、技術と制度の革新が一緒になって、経済発展と社会進歩を促し、成長と発展のメリットを全ての人が享受できるようにする。

問題を避けないことは自信の表れだ。問題があるからこそ、欠陥があるからこそ、改革が必要なのだ。発展の過程では、新たな問題や試練が絶えず生じうるが、中国には解決する自信と能力がある。問題と疑問を前に、政策決定者は避けず、引き延ばさず、時間をむだにせず、速やかに一連の重大な改革措置を打ち出し、改革のルートマップとタイムテーブルを発表し、マクロ管理を改善し、構造転換を加速し、圧力を動力に変え、悪い事を良い事に変え、行動と結果によって外部の見方を変えている。

中国はさらなる開放によって世界に融け込む。グローバル化は逆転できない趨勢であり、中国はさらに対外開放を進め、さらに深いレベルでグローバル経済に融け込む。中国はグローバル化の恩恵を受ける一方で、世界各国に新たなグローバル化の恩恵ももたらす。対外開放の目的は改革、発展、革新を促すことだけではなく、それ自体も改革を必要とし、改革の一部でもあり、グローバル化という大きな趨勢の中でたゆまず対外開放を深化し、対外開放モデルを革新して、世界経済というパイをさらに大きくし、異なる類型の国家との互恵・ウィンウィンを実現するものである。中国の総理は、各国の企業家の対中投資と中国での興業を歓迎すると同時に、信望と実力ある中国企業の対外投資も奨励する方針を明確に表明した。これは中国の対外開放が新たな段階に入ることを示している。(編集NA)

「人民網日本語版」2013年9月13日

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