米専門家「中日関係には改善見られるが 釣魚島情勢は依然不安定」

米専門家「中日関係には改善見られるが 釣魚島情勢は依然不安定」。 米シンクタンクの「戦略国際問題研究所」の上級顧問を務めるグリーン氏は、米国の著名な日本問題専門家。グリーン氏は、日本の一部関係者は韓国の政治状況が複雑なために、日韓関係の改善よりも中日関係の軌道修正に自信をもっているという…

タグ: 中日両国,安倍,対峙,釣魚島,軍事

発信時間: 2013-09-17 10:38:40 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

今月6日、中国の習近平国家主席と日本の安倍晋三首相がG20サミットの貴賓室で短い会話を交わし、中日首脳会談への期待が膨らんだ。しかし、香港中評社の今月17日の報道によると、元米国家安全保障会議アジア部長マイケル・グリーン(Michael Green)氏は、中日両国の政治と外交関係には改善が見られ、両国首脳も会談を設ける意志はあるものの、釣魚島(日本名・尖閣諸島)周辺の緊張は依然悪化を続いていると述べた。

米シンクタンクの「戦略国際問題研究所」の上級顧問を務めるグリーン氏は、米国の著名な日本問題専門家。グリーン氏は、日本の一部関係者は韓国の政治状況が複雑なために、日韓関係の改善よりも中日関係の軌道修正に自信をもっているという。確かにここ最近、中日両国は政治と外交の上では情勢の悪化はなく、幾分の改善傾向まで見られるが、海上での争いはますます複雑化しており、緊張はエスカレートしているとグリーン氏は指摘する。

対峙する双方の海上監督部門は非常に慎重になっているものの、実際の軍事的配備はますます増加しているとグリーン氏は指摘する。安倍氏が首相に就いて以来、中国側の海上巡視船が釣魚島付近の海域に入り、日本側の船舶がそれに抵抗するといった動きは毎日のように起きており、中国海軍の船も何度も沖縄付近の海域を通過している。こうした動きからも双方の海上での軍事的配備の増加と緊張の高まりが読み取れる。 10月にはアジア太平洋経済協力会議(APEC)や東アジア首脳会議(EAS)を控えるが、同時に靖国神社の秋季大祭も控えている。安倍氏が参拝するか否かが、中日首脳会談が実現するか否かの分かれ目になるという見方もある。

不確定要素はあるが、安倍氏は靖国神社に参拝しないだろう。APECやEAS以外にも、中日双方の会談実現の可能性はあるとグリーン氏は分析している。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年9月17日

 

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