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japanese.china.org.cn | 02. 11. 2013 |
海軍時報の報道によると、米海軍の最新ステルス駆逐艦「ズムウォルト」がこの日姿を現した。
「ズムウォルト」級ミサイル駆逐艦は米海軍が建造する過去最大級の駆逐艦。ステルス性能を有し、上部構造は炭素繊維などの複合材料で作られ、多くの平面アンテナが埋め込まれている。また、ステルス性能向上のため、艦体は比較的低く設計されており、表面にはレーダー吸収素材が塗装されているなど、これまでの駆逐艦と異なる点が多々見られる。
同駆逐艦の全長は185メートルで、現役の駆逐艦の中では最大規模。装着される艦砲は対陸攻撃用の155ミリ(先進艦砲システム)が採用され、GPS誘導ロケット弾を使うことで160キロ射程の砲撃を実現した。
また、コンピューターシステムと自動制御システムが張り巡らされているため、船員数はこれまでの駆逐艦の半分程度で、設計、コンピューターシステム、統合電力システム、新型レーダーおよび新型艦砲など、いずれも最先端の技術がこの艦船に集約されている。かつてこの艦船計画が一時は断念されたのも、まさにこうした技術に莫大な経費が費やされるためであった。最終的に米海軍は同艦船を3隻だけ建造することとし、「ズムウォルト」は同型艦の1隻目ということになる。
同艦船の命名・進水式はエルマー・ズムウォルト将軍の令嬢が出席し、今月初めにも行われる計画であったが、政府が「閉店」状態であったため中止になった。バズ・アイアン・ワークス(BIW)社とジェネラル・ダイナミクス (NYSE: GD)社は今年の冬には艤装工事を行い、来年春には改めて正式な進水式を、秋には海での試運転を行うとしている。そして2015年に米海軍に引き渡される予定だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年11月2日
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