李克強総理は5日午前、バイデン米副大統領と中南海の紫光閣で会談した。
李総理は「中米関係は国交樹立後の35年で長足の発展を遂げた。習近平国家主席はバイデン副大統領と広範で踏み込んだ会談を行った。中米が新型の大国間関係を構築することの本質は、世界最大の発展途上国と世界最大の先進国との間の関係をうまく処理することにある。中米経済は強い相互補完性が長期間続き、協力が競争をはるかに上回る。双方は常に互いに尊重し合い、平等な待遇で、共通利益を拡大し、溝を適切に処理して、中米関係に絶えず新たな進展があるようにすべきだ」と述べた。
また「中米は相互投資協定を突破口に、両国の経済協力に新局面を切り開くべきだ。米側が確かな措置を講じて、対中ハイテク製品輸出規制を解除し、シェールガス開発を含むクリーンエネルギー分野で協力を強化することを希望する。アジア太平洋に開放的で、あまねく広がる、活力に満ちた経済協力メカニズムを構築すべく共に努力すべきだ」と表明した。
バイデン副大統領は「中国の発展は世界にプラスであるだけでなく、地域に安定をもたらす。米国の成長は中国の将来と密接に連なっている。米側は中国新指導部に大きな期待を抱いており、中国側と共同でグローバルな試練に対処し、米中の新型の大国間関係の一層の発展を促すことを望んでいる。中国側と強みを用いた相互補完を発揮し、経済・貿易協力を拡大し、天然ガス、シェールガス、クリーンエネルギー分野の協力を拡大し、両国の投資協定交渉を推進したい。米側は中国企業の対米投資拡大を歓迎し、市場参入などの面で一層の便宜を図る」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年12月6日