日本は第2次大戦前に「軍機保護法」を公布し、侵略戦争の発動に反対する者を一掃した。今、安倍内閣は野党と民衆の強い反対を顧みず、「特定秘密保護法」を強行可決したうえ、「4大臣」主導の「国家安全保障会議」を設立した。これらによって日本は、いよいよしたい放題に対外軍事拡張を行えるようになる。国際社会は日本の動きを強く警戒し、大きな後退だと指摘している。同法案に反対した日本の参議院議員は「日本が今歩んでいるのは、ファシズム国家を再びつくる道だ」と直言した。
日本の行っている事を分析すると、第二次大戦前にある種似通った軍国主義の亡霊が日本国内を徘徊していることに難なく気づく。全力を尽くして「軍国化」戦略を推し進める一方で、「中国はすでに軍国主義国家だ」と白黒を逆さまにした非難をする。あろうことか日本の駐中国公使は少し前に「もし中国側が日本の秘密保護法案は軍国主義を招くと非難するのなら、中国はすでに軍国主義国家だ」と公言したのだ。
日本にはどんな放言も敢えてし、どんな嘘も敢えて口にし、どんな事も敢えて行う政治屋がいる。今年9月25日、安倍氏は米議会で演説した際、他人にどう言われようと我が道を行く様子で「もし私を右翼の軍国主義者と呼びたいのなら、どうぞ」と述べた。日本防衛省は釣魚島(日本名・尖閣諸島)領空に進入した中国無人機を撃墜すると揚言すらした。戦争熱に浮かれていることがうかがえる。
歴史は澄んだ鏡であり、過去を担い、未来を明示する。もし日本が引き続き頑なに改めず、いわゆる「普通の国」を追求し、「軍国の夢」を膨らませ続けるのなら、中国とアジアの人々のみならず、世界各国の人々にとっての災難だ。中国を含む国際社会は軍国主義が息を吹き返すことを断じて許さない。
前事を忘れず、後事の師とする。南京大虐殺で同胞が犠牲となってから76周年にあたり、われわれは日本右翼勢力に対して、一日も早く「軍国の夢」の幻想を捨て去るよう忠告する。日本は歴史を銘記し、平和を大切にしてのみ、再び歴史に汚名を残すことを免れられるのだ!(編集NA)
「人民網日本語版」2013年12月13日