2014年は大戦の開戦年となるだろうか?新年のお祝いムードの中、この話題は依然として多くの西側メディアに重視されている。仏・独などの指導者は新年の祝辞の中で、第一次世界大戦の開戦から100年目について触れた。
中国は「2014年開戦説」の主役の一人だ。「2014年の中日関係は、1914年の英独関係のように微妙で息苦しくなる」と予想する声もある。しかし米世論調査会社のギャラップが65カ国のアンケート調査を実施したところ、多くの人は米国こそが世界平和の最大の脅威と回答した。
中国人にとって、2014年の干支は「甲午(きのえうま)」で、甲午戦争(日本名・日清戦争)が勃発した1894年と同じだ。日本は中国を踏み台として、その台頭を開始した。香港誌『亜州週刊』は、「甲午の2014年は、中日の国運の衰退・繁栄に関する宿命の年になるだろうか?」と伝えた。
日本社会の識者は、日中間の利益を巡る激しい対立と勝負の結果が、日本の未来の運命を左右すると指摘した。しかし日本からの挑戦は、中国の2014年を悲観的にするほどではないという分析もある。米オピニオン誌『The Atlantic』は、「中日の対抗は、中国が直面する最大の挑戦で、経済・社会・環境などでも危機が迫っている。しかし忘れてはならないのは、2014年の中国の経済成長率が低く見積もっても7%に達することだ。ゆえに多くの中国人にとって、2014年は希望とチャンスに満ちた年になる」と指摘した。ウォール・ストリート・ジャーナル紙も、「中国は良い年を迎えるだろう」と予想した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年1月2日