華春瑩報道官
外交部(外務省)の定例記者会見で華春瑩報道官は「王毅外交部長(外相)のアフリカ訪問は日本を念頭に置いたもの」との指摘について、「中国・アフリカ関係の歴史と現状を余り理解していないのだろう。中国外交部長は毎年年初にまずアフリカを訪問している。これは数十年来の中国外交の良き伝統であり、中国がアフリカを一貫して重視し、アフリカとの伝統的友情を大切にしていることの表れだ」と指摘した。
――王外交部長がアフリカを訪問している。今回の訪問は日本を念頭に置いたものと指摘する専門家がいる。これについて、中国側のコメントは。
どの専門家の指摘なのか私は知らない。もしそのように発言したのなら、中国・アフリカ関係の歴史と現状を余り理解していないのだろう。中国とアフリカの友好関係は数十年来変っていない。中国は一貫して「真心・着実・親切・誠実」の原則に基づきアフリカ諸国との関係を発展させ、アフリカ諸国の平和・発展事業の促進に出来る限り積極的に貢献している。中国側の真誠で無私の支援はアフリカ諸国の経済・社会発展の促進に積極的な役割を果たし、アフリカ諸国の歓迎と賛同を得ている。中国外交部長は毎年年初にまずアフリカを訪問している。これは数十年来の中国外交の良き伝統であり、中国がアフリカを一貫して重視し、アフリカとの伝統的友情を大切にしていることの表れだ。
われわれは国際社会による対アフリカ協力の展開に対して開かれた姿勢であり、国際社会の各方面がアフリカの平和・安全・発展事業の促進に積極的で建設的な役割を発揮すべく共に努力することを希望している。だが、もし何らかの国がアフリカでの対抗を企てているのなら、それは計算違いだし、思い通りになることはあり得ない。各国が対アフリカ協力の発展時に心の持ちようを正しくし、アフリカ諸国の人々の幸福の増進にまず心を割くことを希望する。歪んだ心で臨むのではないのだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年1月9日