中国の巡視船が釣魚島周辺海域で日本海上保安庁の巡視船を監視警戒
中国船舶重工グループ(CSIC)のオフィシャルサイトによりますと、このグループ所属の704研究所はこのほど、1万トン級海洋巡視船の建造契約に調印したということです。また、中国社会科学院領土問題の専門家王暁鵬さんはこのほどインタビューに答え、「この巡視船は造波抵抗を用いて外国船舶の侵入を駆逐できる」と述べました。
現在、世界で最も大きな巡視船は日本海上保安庁所属の7175トンの巡視船「敷島」で、中国最大級の巡視船は4000トン級の「海監50」です。
王暁鵬さんは「中国の海上パトロールは海区を越える能力がある。一部の周辺諸国は中国の領海を侵犯し、不法な漁業活動や測定、石油と天然ガスの開発を企んでいる。このような侵犯活動は流動的で、常に1つの海区から他の海区へ移動している。中国現有の大型巡視船は海区を越えて任務を遂行する能力があり、領海全域をカバーできる」と述べました。
「中国国際放送局日本語版」2014年1月25日