民主党の海江田万里代表は28日の国会審議で、中韓など隣国との関係改善に向けた具体的行動を取っていないとして安倍首相を批判。「安倍首相は『村山談話』と『河野談話』を継承し、第2次大戦時の侵略と植民地支配について真摯な反省の意を表明すべきだ」と述べた。
朝鮮中央通信は28日の論評「凶悪で陰険な魂胆の発露」で「日本文部科学省の行動は、独島は『日本の領土』との強盗的歴史認識を次の世代に植え付け、将来彼らを独島強奪突撃隊にしようとする日本反動派の凶悪で陰険な魂胆の集中的な表れだ」と指摘した。
ひるがえってドイツを見ると、歴史教科書においてナチス・ドイツの歴史は非常に重要であり、16連邦州の歴史授業の必修項目でもある。記者は以前、ドイツの歴史教科書を注意深く読んだことがあるが、ユダヤ人に対する虐殺を専門に扱った部分では、隔離、収容所建設から集団銃殺・追放まで、ナチス・ドイツの犯した罪を余すところなく暴露していた。また、歴史資料と写真を大量に使用し、生徒たちが歴史を直接的に捉えられるようにしていた。ドイツの歴史授業では、教師たちは生徒たちの思考を誘導することを重視し、ナチス・ドイツの歴史がどのようにして形成されたのか、今後どのようにして同じ過ちを避けるべきかを生徒たちがより深く理解する手助けをしている。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年1月29日