北京の人民大会堂で行われていた第12期全人代常務委員会の第7回会議は27日午後、閉幕した。
会議は中国人民抗日戦争(日本の呼称・日中戦争)勝利記念日と南京大虐殺犠牲者国家追悼日の制定に関する決定を採択した。
中国人民抗日戦争勝利記念日の制定に関する決定は「中国人民抗日戦争は中国人民が日本帝国主義の侵略に抵抗した正義の戦争であり、世界反ファシズム戦争の重要な構成部分であり、近代以降の外敵の侵入に対する抵抗で中国が初めて完全な勝利を収めた民族解放戦争である。中国人民抗日戦争の勝利は、中華民族の衰退から振興への重大な転換点であり、民族の独立と人民の解放を実現し、新中国を樹立するための重要な基礎を固めた。歴史を銘記し、日本帝国主義の侵略に抵抗した中国人民の非常に困難な闘争を銘記し、中国人民抗日戦争で勇敢に身を捧げた烈士と中国人民抗日戦争の勝利に貢献した全ての人々を偲び、世界反ファシズム戦争における中国人民抗日戦争の重要な地位をはっきりと示し、国家の主権、領土保全、世界平和を断固として守る中国人民の揺るぎない立場をはっきりと示し、愛国主義を核心とする偉大な民族精神を発揚し、中華民族の偉大な復興という中国の夢の実現に向けて共に奮闘するよう全国各族人民を激励するために、9月3日を中国人民抗日戦争勝利記念日と定め、毎年9月3日に国が記念行事を催することを決定する」と指摘した。
南京大虐殺犠牲者国家追悼日の制定に関する決定は「1937年12月13日、中国侵略日本軍は中国・南京で中国の人々に対する40日余りの長きに及ぶ、この世のものとは思われぬほど残虐な大虐殺を開始し、国内外を驚愕させる南京大虐殺を引き起こし、30万人以上をむごたらしく殺戮した。これは人類文明史上、人間性を喪失したファシズムの残虐行為である。国際法に公然と違反するこの残虐行為については、揺るぎない証拠があり、とうに歴史的結論と法的定論が出ている。南京大虐殺の犠牲者および日本帝国主義の中国侵略戦争期間に日本の侵略者にむごたらしく殺戮された全ての犠牲者に哀悼の意を捧げ、日本の侵略者の戦争犯罪を暴き、侵略戦争が中国と世界の人々にもたらした深刻な災禍を銘記するとともに、侵略戦争に反対し、人類の尊厳を守り、世界平和を守る中国人民の揺るぎない立場をはっきりと示すため、12月13日を南京大虐殺犠牲者国家追悼日と定め、毎年12月13日に国が追悼行事を催すことを決定する」と指摘した。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年2月28日