第12期全人代第2回会議が5日午前9時に人民大会堂で開幕し、李克強総理が国務院を代表して政府活動報告を行った。
李克強総理は「エコ文明建設は国民の生活に関わり、民族の未来に関わる。煙霧の範囲が拡大し、環境汚染問題が際立っていることは、粗放な発展方式に対して大自然が灯した赤信号だ。環境保護を強化し、決意を固め、断固たる措置を講じて困難な任務を達成しなければならない」と指摘。
また、「断固たる措置を講じて汚染対策を強化する。煙霧の頻発する大都市と地域を重点に、PM2.5、PM10対策を突破口にし、産業構造、エネルギー効率、排気ガス、粉塵など要の部分をしっかりと押さえ、政府、企業、市民の共同参画する新制度を整備し、地域連携対策を実行し、大気汚染対策行動計画を踏み込んで実施する。今年は小型石炭ボイラー5万台を淘汰し、石炭火力発電所の脱硫改造1500万キロワット相当、脱硝改造1億3000万キロワット相当、集塵改造1億8000万キロワット相当を推進し、排ガス基準を満たさない車や旧式車600万台を淘汰し、国の第4段階排ガス基準を満たす車用の軽油を全国規模で供給する。きれいな水行動計画を実施し、飲用水源の保護を強化し、重点流域の汚染対策を推進する。土壌修復事業を実施する。農業の非点源汚染対策を行い、美しい農村を建設する。われわれは貧困に対して宣戦したように、汚染に対しても断固宣戦しなければならない」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年3月6日