外交部(外務省)の洪磊報道官は25日の記者会見で「中国は日米が敏感な核物質の返還で合意したことを歓迎すると同時に、日本が国際社会の懸念を一層直視し、引き続き措置を講じて、核物質の深刻な需給不均衡という問題を早めに解決することを希望する」と表明した。
――オランダでの核安全保障サミットで米国のオバマ大統領と日本の安倍晋三首相は、敏感な核物質を日本から米国に返還する内容の共同声明を発表した。
中国はこの合意を歓迎する。日本が高速炉臨界装置の敏感な核物質の返還に最終的に同意したことは、正しい方向への一歩だ。われわれは国外の敏感な核物質の回収に向けた米側の努力を称賛し、支持する。また、国際社会の呼び声が成果を上げたことを喜ばしく思う。日本はまだ他にも敏感な核物質を大量に保有しており、これは依然として実際の正常な需要を遙かに上回っている。われわれは日本が国際社会の懸念を一層直視し、引き続き措置を講じて、核物質の深刻な需給不均衡という問題を早めに解決することを希望する。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年3月26日