スウェーデンのシンクタンクは、過去5年間の世界武器輸出大国ランキング(計55カ国)を発表した。米国は29%のシェアを占め、ロシアは27%、ドイツは7%、中国は6%、フランスは5%となった。中国の武器輸入が大幅に減少し、輸出が急増している。ロシアの軍事専門誌が3月26日に伝えた。
米国は依然として世界一の軍需産業大国で、少なくとも90カ国に武器を輸出している。その最大の市場はアジア太平洋(47%)で、中東(28%)、欧州(16%)が続く。主な輸出製品は航空技術設備で、252機の作戦機が含まれる。この比率は今後さらに上昇するだろう。
中国は上述した通り、武器貿易の中で最大の進歩を実現し、フランスを抜き世界4位に浮上した。中国の武器輸出総額は2009−2013年の間に212%増え、世界市場のシェアも2%から6%に上昇した。この期間中に中国は35カ国に武器を提供し、そのうちパキスタン(47%)、バングラデシュ(13%)、ミャンマー(12%)の3カ国が4分の3弱を占めた。
アジア太平洋は世界最大の武器市場となっている。過去5年間の対アジア太平洋武器輸出額は34%増となり、世界総額の47%を占めた。1−3位の武器輸入国であるインド、中国、パキスタンは、いずれもアジアの国だ。インドの武器輸入額は111%増え、世界総額の14%を占め、中国もしくはパキスタンのほぼ3倍となった。その主な供給国は、ロシア(75%)、米国(7%)、イスラエル(6%)となった。
この期間中に、中国の武器輸入が大幅に減少し、その前の5年間の11%という比率を大きく下げた。その主な供給国は、ロシア(64%)、フランス(15%)、ウクライナ(11%)。同じ時期にパキスタンの武器輸入額は119%増え、そのうち中国が54%を、米国が27%を占めた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年3月27日