習近平国家主席は27日、パリの国連教育科学文化機関(ユネスコ)本部でボコヴァ事務局長と会見した。
習主席は「国際情勢は深く複雑に深化し、人類が直面する共通の試練が増えている。国と国、人と人は理解を深め、協力を強化する必要がある。ユネスコは掛け替えのない役割を果たしている。文化の多様性を提唱し、全民教育を重視していること、特に男女平等とアフリカを取り組みの重点とし、前向きな成果を上げていることを称賛する」と強調した。
また、中国とユネスコの長期的協力を積極的に評価したうえで、アフリカ諸国と後発開発途上国の持続可能な開発と文化保護を中心に、ユネスコへの支持を強化する意向を表明。ユネスコを通じてアフリカ諸国を含む途上国に対して行う長城奨学金の定員を現在の年25人から75人に拡大して、アフリカの教員養成を支援するとの決定を伝えた。
ボコヴァ事務局長はユネスコへの中国の長年の支持に感謝。「習主席の訪問によって、双方協力の一層の成果が力強く促されると信じている」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年3月28日