日本は後発の帝国主義国として列強の一員になり、古参の帝国主義国との間に摩擦を生じ、自らの敗戦により終りを迎えたが、今再びボスになることを望んでおり、中国に屈服しようとしない。日本の頭の中にあるのはゼロサムゲームの思考方式であり、日本にとってアジアの国々との共同発展は想像しがたいものだ。
日本はアジアのボスになることをずっと望んできた。このような競争・対立意識の下、日本が正しい発展の道を選択することは困難だ。このような問題に対する日本の国民の認識は比較的ぼんやりしたものだ。日本の政治家も日本の位置づけの問題を討論したことがない。われわれは以前日本の政治家に「中米露の全てと戦争をしたことのある国は世界にどれだけあるか?あなたがた日本だけだ」と言ったことがある。ある政治家はわれわれに「この問題は考えたことがなかった。これは荒唐無稽なことだ」と語った。
日本は戦略判断をしょっちゅう誤る。現在のような右傾化、保守化という大きな背景の下、日本の国家指導者が誤った国家発展の道を選択した場合、周辺国である中国にとっても、アジアにとっても良いことではないし、日本自身にとっても良いことではない。日本の発展はどうしてもこうした方法によらないと、国民の幸福を実現できないのか?私はそうとは限らないと思う。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年4月11日