外交部(外務省)の華春瑩報道官は14日の定例記者会見で「核軍縮プロセスを推進するには、国際的な戦略バランスと安定を維持しなければならず、関係国は核の傘や核の共有といった政策を放棄すべきだ」と表明した。
――先日広島で開いた「核軍縮・不拡散イニシアティブ」外相会合で、米国、ロシア、中国などを含めた多国間の核軍縮交渉を行うよう呼びかける「広島宣言」を発表した。これについてコメントは?
核軍縮プロセスの推進、核のない世界の実現は国際社会共通の願いであり、核保有国はこのために少なからぬ努力を払ってきた。核軍縮プロセスを推進するには、国際的な戦略バランスと安定を維持しなければならず、関係国は核の傘や核の共有といった政策を放棄すべきだ。
中国は一貫して、核兵器の全面的な禁止と廃絶を主張し、核兵器を先制使用せず、非核国および非核地帯に対しては無条件で核兵器を使用せず、核兵器による威嚇も行わないとの政策を終始守っており、国外に核兵器を配備したこともなく、国際核軍縮プロセスの推進に積極的な貢献を果たしてきた。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年4月15日