北京の韓国大使館は17日、中国の王毅外交部長(外相)が16日夜、韓国の尹炳世外相に宛てた電報で、韓国・全羅南道珍島付近で旅客船沈没事故が起き、多数の死傷者が出たことに深い慰問の意を表明したことを明らかにした。王部長は電報で、韓国側が必要とするなら捜索・救助活動に参加したい考えを表明した。中国網が韓国聯合ニュースを引用して伝えた。
ホワイトハウスのカーニー報道官は同日、沈没事故の犠牲者に深い哀悼の意を表明するとともに、あらゆる支援を行う用意ができていることを明らかにした。カーニー報道官によると、米国はボノム・リシャール強襲揚陸艦を捜索・救助活動に派遣する。
国連の潘基文事務総長も16日、韓国の朴槿恵大統領に宛てた書簡で、沈没事故の犠牲者の遺族に深い哀悼の意を表明し、韓国政府と韓国国民に深い慰問の意を表明した。潘事務総長は遺族、韓国政府、韓国国民が共に困難を乗り切ることができるよう国連として力の限り助力する考えを表明した。
16日午前8時58分頃、475人を乗せた旅客船「SEWOL」号(6825トン)が韓国・全羅南道珍島郡観梅島の南西約3キロの海上で浸水し、次第に傾き、最終的に完全に沈没した。韓国対策本部の17日の発表によると、同日午前9時頃までに8人の死亡が確認され、179人が救出され、288人が行方不明となっている。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年4月17日