吉林省公文書館はこのほど、中国侵略日本軍が自ら記録した文書89件を公表した。うち23件は日本軍の狂暴な行為に関する文字記録であり、日本軍将兵が日本国内の家族に宛てた手紙によるものが多い。中国中央テレビ(CCTV)ウェブサイトが伝えた。
これは当時華北派遣憲兵隊所属の日本軍人、国秋が家族の田多井植市に宛てた手紙だ。だがその内容を受取人が読むことはできなかった。中国侵略期に日本傀儡当局は放火、殺戮、略奪の犯罪行為が明るみに出ないよう、中国人と在傀儡満州国公館の外国人の手紙を監視しただけでなく、中国にいる日本軍と日本国内との手紙のやりとりに対しても秘密検査制度を設けた。日本傀儡当局にとって不利な手紙は没収または内容を削除し、これに基づき2万ページ近くの『郵政検閲月報』をまとめた。華北派遣隊の日本軍人、古泉正一は新潟県中蒲原郡の吉田常松に宛てた手紙で、このように書いている。
『郵政検閲月報』には似た内容がいくらでもある。没収されたある手紙では、日本陸軍は「殺人株式会社」と呼ばれてすらいる。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年4月28日