この4−5日に渡り、日本は中国の戦闘機が日本の軍機に「異常接近」し、最短で30メートルまで接近したと喧伝を繰り返し、中国の行為を「極めて危険」と批判した。それでは日本の戦闘機が中国機に10メートルまで接近したことは、何を意味するのだろうか?
ある軍事専門家は29日、環球時報の記者に対して、「各国の軍機の監視・遮断行動には、世界が公認する行動マニュアルが存在する。国際的な慣例によると、Y-8のような武装していない偵察機を監視する場合、任務を遂行する戦闘機は通常、目標の斜め後方から徐々に接近し、同じ速度と方向を維持しながら飛行し、撮影と認証を実施する。この場合、双方の距離は一般的に約300メートルを維持する。日本のF-15がこの距離を10メートルという超短距離に縮めたことは、どのような状況の中でも絶対に挑発・威嚇である」と分析した。
同氏は、「日本は2機のF-15で中国の1機のY-8に対応したが、その任務が単純な監視ではなく、遮断の性質を持っていたことが分かる。この任務を遂行する場合、通常は1機のF-15が接近・偵察を担当し、もう1機が目標の後部上方、もしくは側部上方から監視を行い、周辺空域に支援に来た中国軍機がないかを警戒する。中国海監機が釣魚島(日本名・尖閣諸島)付近の空域で正常な主権維持巡航活動を実施していた際にも、日本のF-15はこのような態勢で危険な妨害活動を実施した」と説明した。