ロイター通信社は6月25日、「中国の新地図は南中国海でのアピールを強化」という見出しの文章を掲載した。中国の公式メディアは25日、中国は新版の公式中国地図を発表し、南中国海の争いがある区域の無数の島嶼を自国の領土であると強調し、中国の南中国海における主権アピールを強化したと伝えた。
中国政府が過去に出版した中国地図は中国の南中国海に対する主権をアピールしていたが、その他の地域を地図に収めるため、南海諸島は隅の小さい枠の中に記してあった。しかし、新しい縦版の地図は枠を用いず、地図に中国の陸地領土及び中国が主張する南中国海の海上の境界線を表記した。
中国の公式メディアの報道によると、伝統的な中国地図で南海諸島は付属物のように見えるが、新版の地図では中国の切り離すことができない部分であると一目でわかるようになっている。
新版の地図の出版社のある役員は、「縦版の地図は国民の領土意識と海洋意識を打ち立てるのに役立つ」と話した。中国外交部は、発表された新地図に対して過剰な分析をする必要はないとした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年6月26日