習近平国家主席は24日、ポルトガルのポルタス副首相と同国テルセイラ島で会談し、シルヴァ大統領からの親書を受け取った。シルヴァ大統領は親書で習近平主席がポルトガルに立ち寄ったことに歓迎の意を表明。現在外遊中であるため、習主席の応接をポルタス副首相に特に依頼したことを説明した。
習主席はシルヴァ大統領への挨拶をポルタス副首相に託したうえで、ポルタス副首相が中国代表団の応接のためにわざわざ現地を訪れたことに謝意を表明。「中国は常にポルトガルとの関係を大変重視している。両国の包括的・戦略的パートナーシップ構築から来年で10年になる。双方がこれを契機に経済・貿易、技術、投資、農・畜産業、観光、海洋分野の実務協力を深化し、両国関係を新たな段階へと押し上げることを希望する。中国は実力あるさらに多くの中国企業による対ポルトガル投資を奨励する。ポルトガル側が両国の企業と人員の交流を一層円滑化することを希望する。中国とポルトガルは共に長い海岸線と豊かな海洋資源を持ち、海洋経済の発展、海洋資源の利用の面で協力を強化できる」と述べた。
ポルタス副首相は「ポルトガル経済が困難に直面した際、中国側が貴重な支援をしてくれたことに感謝する。中国との包括的・戦略的パートナーシップを発展させ、政治対話を強化し、経済・貿易、投資、海洋、観光分野の協力を拡大したい。自らの強みを利用して、中南米、アフリカ問題で中国側との協力を強化したい」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年7月25日