劉建超外交部長助理(外務次官補)は18日の国内外向けプレス・ブリーフィングで、習近平国家主席のモンゴル公式訪問について次のように説明した。
中国とモンゴルは互いに地上の国境線が最も長い隣国だ。モンゴルは新中国と最も早く国交を樹立した国の1つだ。国交樹立後の65年間、両国関係の主流は常に友好と協力だった。特に過去20年間は中国・モンゴル友好協力関係条約の精神に導かれ、両国関係は一歩一段階と新たな進展を遂げ続けてきた。中国政府はモンゴルとの関係を強く重視しており、その発展を周辺外交政策の優先的方針としている。現在、両国の関係は順調に発展し、上層部は頻繁に往来し、政治的相互信頼は深まり続け、経済・貿易実務協力は着実に前進し、人・文化など各分野の交流も拡大し続けている。中国はモンゴル最大の貿易相手国、投資元国の地位を長年維持している。
習主席のモンゴル訪問は就任後初で、中国国家主席のモンゴル訪問も11年ぶりであり、両国関係の発展にとって重大な意義を持つ。双方は今回の訪問を強く重視し、数多くの入念な準備をした。訪問中、習主席はエルベグドルジ大統領と会談し、重要な政治文書を発表するほか、政治、経済・貿易、金融、人・文化など二国間協力文書の調印に立ち会う。習主席はモンゴル国民大会議のエンフボルド議長、アルタンホヤグ首相とも会談し、モンゴル国民大会議で演説し、経済・貿易活動などに出席する。
習主席はモンゴルの指導者と共に両国関係発展の基本経験や重要成果を全面的に総括し、両国関係の将来の発展のために戦略計画をまとめ、今後一定期間の両国関係発展の方向性を明確化して、両国を互いに信頼できる責任ある良き隣人、良きパートナー、良き友人にする。双方は鉱物資源開発、インフラ整備、金融協力の「三位一体、統合推進」という経済・貿易協力構想をさらに明確にし、コネクティビティと鉱物エネルギー大型プロジェクト協力を優先的方向に、両国の実務協力の新たなブレークスルーを後押しする。双方は大規模な人的・文化交流計画を始動し、両国間の人的往来を拡大し、相互理解と友好的感情をさらに深める。また、国連、上海協力機構、アジア相互協力信頼醸成措置会議での協力を強化し、シルクロード経済ベルトの共同推進とアジアインフラ投資銀行の設立について意見交換する。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年8月19日