習近平国家主席は19日、ウズベキスタンのカリモフ大統領と会談した。両氏は引き続き互いを断固として支持し、協力を深化し、対等・互恵で安危を共にする、協力・ウィンウィンの戦略的パートナーシップを手を携えて共に構築することを決定した。
習主席は「中国・ウズベキスタン関係は歴史上最高の水準にある。両国は政治的相互信頼、戦略的協力、互恵協力を全面的に推進しており、経済、安全保障、人、文化など各分野の協力は目覚ましい成果を上げている。中国はウズベキスタンが自国の国情にあった発展路線を歩むこと、および国家の主権と安全を守り、経済発展を促進するために講じる各措置を支持する。今日われわれは両国の戦略的パートナーシップの今後5年間の発展計画を批准する。双方は時機を捉えて、さらに高い水準、さらに高いレベルへの協力の飛躍を促し、さらに多くの成果を上げる必要がある」と表明。
「双方は絶えず貿易と投資の規模を拡大し、エネルギー、金融、農業、交通インフラ整備分野の協力を強化し、シルクロード経済ベルトを共同建設し、中国―中央アジア天然ガスパイプラインDラインを重点的に建設し、しっかりと運営し、中国―キルギス―ウズベキスタン鉄道プロジェクトを積極的に推進する必要がある。中国は中国企業による対ウズベキスタン投資の拡大、ウズベキスタンの工業パーク建設への参加を奨励し、ウズベキスタンのWTO加盟を支持する。双方は引き続き安全保障・取締り協力を強化し、テロ過激勢力と麻薬犯罪を厳しく取締り、両国の安寧と地域の平和・安定を維持する必要がある。中国とウズベキスタンは共に古い文明を持つ。文化、教育、衛生、観光分野の交流を強化し、文化センターの相互設置、観光年の相互開催を検討し、シルクロードの友誼を継承し、シルクロード精神を発揚すべきだ」と強調した。
両氏は上海協力機構の発展について話し合い、意思疎通、調整、協調を強化し、上海協力機構が経済、安全保障協力面でさらに多くの具体的歩みを踏み出すよう促すことで合意した。また、ウクライナ危機、アフガニスタン問題についても意見交換した。
会談後、両氏は共同宣言に署名し、経済・貿易、エネルギー、金融分野の協力文書の調印に立ち会った。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年8月20日