中国海軍の邢広梅報道官は26日、「海軍と軍事科学院が共催する甲午戦争(日本名・日清戦争)120周年シンポジウムが、27日から28日にかけて海軍88号訓練艦で開催される」と発表した。
中国海軍は昨日午後、威海新港に停泊中の88号訓練艦で、「甲午戦争120周年シンポジウム・追悼式」の記者会見を開いた。邢報道官はメディアに、同活動の内容と関連情報を明かした。
邢報道官は、「120年前に勃発した甲午戦争は、中国の発展の流れを断ち切り、民族の苦難を深め、民族の覚醒を促した。海洋における地位の向上、海上安全情勢の深刻化・複雑化を背景とし、海洋強国の建設、中華民族の偉大な復興の実現の重要な歴史的時期において、胸に刻み込まれた国恥・軍恥を思い出し、国のために身を捧げた北洋海軍の兵士を追悼し、痛ましい歴史の教訓を振り返ることは、中国海軍の建設・発展にとって非常に重要な現実的意義、深い歴史的意義がある」と述べた。
シンポジウム開催期間、軍民の甲午戦争研究の指導者・専門家・学者が、甲午戦争の背景、戦争に関する方針、海戦・陸戦に関連する問題、戦争の失敗の原因および教訓などについて議論を掘り下げる。海軍はまた、威海沖で海上追悼式を開く。
中国海軍は全軍で唯一2人の報道官を擁する部門だ。邢報道官は全軍で唯一の女性報道官で、今回の記者会見で初めてメディアの前に姿を現した。