産経新聞は、「5月に中国軍機が東中国海の公海上で自衛隊機に異常接近するなど、日中軍事関係は緊張関係が続いているが、9月中旬に米国で開かれたシンポジウム会場で海上自衛隊トップの河野克俊海上幕僚長(現統合幕僚長)と中国海軍トップ・呉勝利司令官との立ち話が実現した。しかし中国の欠席は、自衛隊と中国軍は政治レベルの対話ムードを反映して交流・対話が徐々に増えているが、全面解禁とはなっていないことを『反映している」と報じた。
国防大学教授の張召忠氏は4日、環球時報のインタビューに対して、「両国関係において、一般的には国家関係が優先され、軍事交流はその後になる。中日関係の現状を見ると、日本が中国空軍の高官を行事に招待する機は熟していない」と述べた。
道紀忠華シンクタンク首席研究員の庚欣氏は4日、環球時報に対して、「軍事関係は往々にして、両国の外交関係を象徴する。中日の間に政治的障害が存在する時期に、軍事式典のような交流は不適切だ。両国の政治関係に進展があってから、軍事交流を促進するのが自然であり、そうでなければ順調にいくことも効果が生まれることもない」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年11月5日