イラク内務省は9日、イスラム過激派組織「イスラム国」のアブバクル・バグダディ指導者が空爆で負傷した他、組織の高級幹部複数が死亡したと発表した。しかし、空爆の具体的な時間と場所については、明らかにしていない。
イラク北部にあるニネベ州の治安部門は同日、アメリカを初めとする「イスラム国」に対する有志国連合が7日夜、ニネベ州の州都モスル市を対象に一連の空爆を行ったという情報を明らかにした。この時、「イスラム国」の指導者らの車列が空爆され、バグダディ指導者が標的に含まれていた可能性がある。
バグダディ指導者の「イスラム国」は、イラク北部と西部、およびシリア北東部の広い地域を実効支配している。アメリカ国務省は2011年10月にバグダディ指導者の拘束に繋がる有益な情報に対して1000万ドル(約10億円)の報奨金を支払うと発表している。
「CRI」より2014年11月10日