2014年も終わりが近づき、新しい年を迎えようとしている。どんなに波乱万丈な年で2014年の人と出来事が歴史になろうとしていても、一部の言葉はまだ「風に吹かれて」いる。

以下は2014年に世界の政治家が発した言葉である。

「ある種の力は米国を他と異なるようにさせた。私たちは自分たちの過去に勇敢に立ち向かい、不完全さに立ち向かい、そして変わり、よくなることができた」

―――米国のオバマ大統領

米国で12月9日、注目を集める中央情報局（CIA）の拷問の実態を調べた報告書が公開され、米同時多発テロ後にCIAが行なった拷問は国内外に衝撃を与えた。報告書を見た米国の官僚は、「この報告書には睡眠の剥奪、狭い空間での監禁、人格侮辱、水刑にしようとするなどの多くの腹立たしい詳細が盛り込まれている」と明かした。

しかし、オバマ大統領と報告書公開を直接推し進めた米上院情報特別委員会のファインスタイン議長は、スキャンダルの公表は米国の公正さを浮き立たせたとしている。国際連合人権委員会の役員らに極刑を支持するジョージ・W・ブッシュ政権高官を取り調べるよう求める声は絶えないが、米国の政治家の口から「もうしない」や「これは司法部の決定だ」との言葉があっただけである。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2014年12月15日