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japanese.china.org.cn | 15. 12. 2014 |
「クリミアはロシアにとって神聖かつ巨大な文明の意味を持ち、イスラム教やユダヤ教の信者にとってのエルサレムの神殿の丘と同じである。私たちはこのような態度を永遠に堅持し、そこの人たちもロシアに加わる意思を示している」
―――ロシアのプーチン大統領
12月4日午前9時、クレムリンの白い大理石が敷かれたゲオルギーの間に1000人以上の政治家が座り、ステージに立ったプーチン大統領は年に一度の年次報告演説を行なった。
プーチン大統領の演説は首尾一貫して強硬的なスタイルで、クリミアは西側によるロシア制裁の口実にすぎないと強調し、「クリミア半島の争いがなかったとしても、彼らはロシアの成長する経済を抑制する理由を考え、更に極端な手段で目的を達成させようとするだろう」と述べた。
また、「1990年代のユーゴスラビアを分裂させる動きはここ20年にわたってロシアで行なわれてきた。西側諸国はユーゴスラビア解体を通してロシアを分裂させたいと考えている。ヒトラーは当時ロシアを滅亡させる望みをかなえられず、現在の人も実現できず、すべての人はその結末を胸に刻むべきである」と指摘した。
演説で、プーチン大統領は「昔からの敵」である米国の批判もし、「米国は表と裏で私たちと隣国の関係に影響を及ぼし、誰と話すべきかわからない時もある。国の利益を失いかけている外交政策は他国には受け入れられるだろうが、そのようなことはロシアで起きてはならない」と強調した。
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