世界で右翼が台頭、日本の右傾化が深刻に

世界で右翼が台頭、日本の右傾化が深刻に。

タグ: 右翼 ポピュリズム

発信時間: 2014-12-29 13:58:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

26日に発表された報告書の中で、2014年の国際政治思想において最も際立った特徴は、右翼勢力の広範な台頭であり、警戒を強める必要があると称した。同報告書は、「日本は右傾化の危険な道を疾走しており、安倍政権は改憲促進と侵略の歴史の美化を忘れていない。欧州の極右勢力も政治の版図で台頭し、ウクライナ危機を助長した」と締めくくった。

中国社会科学院世界経済・政治研究所と社会科学文献出版社は12月26日、北京で「世界政治・安全報告書(2015)」を発表した。同報告書は本年度の国際政治・安全情勢の全体状況と変化を回顧・分析し、一定の予測と対策を示すことを目的としている。同報告書の要約は下記の通り。

2014年の国際政治思想において最も際立った特徴は、右翼勢力の広範な台頭かもしれない。隣国・日本の政治は依然として、右傾化の危険な道を疾走している。これは安倍政権の解釈改憲、侵略の歴史の否定・美化、外部の脅威の強調、積極的な軍備拡大、新たなナショナリズムの台頭といった面に示されている。

欧州において、欧州議会の選挙結果は、極右勢力が欧州の政治の版図において突如台頭したことを裏付けた。ウクライナ危機の背景には、極右勢力の助長がある。ウクライナ危機によるロシアと西側諸国の緊張関係は、新たな冷戦の上演かという議論を呼んだ。過去1年の国際政治思想は、表と裏の動きが活発化したと言える。世界の右翼の台頭は、その中で最も際立った現象であり、警戒を強める必要がある。

ポピュリズムは異なる環境において異なる表現形式を呈する可能性がある。例えば日本では、主に正常な国家になろうとする模索によって示されている。具体的には、改憲の意欲、侵略の歴史の否定・美化、中国の「脅威」の誇張による積極的な軍備拡大が挙げられる。当然ながら新たなナショナリズムの特徴は、日本のポピュリズムの発展方向を示していると見られる。

欧州では経済低迷により、ポピュリズムがEUの否定や外国からの移民などに対する蔑視によって示されることが多い。ウクライナのポピュリズムは、矛先をロシアに向けており、利益の大きなEU側への歩み寄りを選択した。

右翼の現象は現時点では単発的で、連結の兆しを見せていないが、ある程度の教訓をもたらした。世界の右翼の台頭という現象に対しては、強い警戒を維持する必要がある。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年12月29日

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