現代世界で国を見る際、ソフトパワーと呼ばれる文化的魅力の尺度がある。中国のソフトパワーを具象化するのは誰か?中国の魅力を示すのは誰か?何の疑いもなく、それは国家元首の夫人であり、美しく、慈愛深く、独立した女性、彭麗媛夫人だ。
中国のファーストレディーを務めることは決して容易なことではない。彭夫人は昨年、習近平国家主席に同行して13カ国を訪問した。また、米国のファーストレディーや北京APEC首脳会議の「夫人団」をもてなしたほか、エイズ対策や女性・子どもの教育環境改善の取り組みの場に単独で姿を見せた。
彭夫人は世界の目にどう映っているのだろうか?
米国のファーストレディー、ミシェル夫人は昨年3月に訪中した際、ホワイトハウスのウェブサイトに次のように記した。
「私たちが中国で最初に訪問したのは北京師範大学第2附属中学で、中国のファーストレディー、彭麗媛夫人がもてなしてくれた。彭夫人はファーストレディーになる前から、すでに中国で名が知られていた。1980年代に歌手として、中国の春晩(春節を祝う国民的年越し番組で、日本の紅白歌合戦に相当)に出演した。その後、テレビによく出演すると同時に、中国各地で公演し、中国で最も人気のある歌手の1人となった。3年前にWHOの結核・エイズ対策親善大使に任命され、エイズや肺結核との闘いに尽力し続けてもいる。2013年に夫の習近平氏が国家主席になったことで、中国のファーストレディーとなった。私と家族が北京師範大学第2附属中学で共に過ごした経験から、彭夫人は親切で温かくもてなしてくれる人だと言える」
AP通信は「魅力に富むファーストレディー、彭麗媛夫人は中国で最も新しい外交のスターとなった。国際的に歓迎されるファーストレディーは、中国が世界の世論の支持を勝ち取ることを可能にする」と報じた。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年1月5日