米国務省は5日、日本の隣国との関係改善における村山談話と河野談話の重要性について再言及し、米国は日本が友好的な対話により、隣国の歴史問題に関する懸念を和らげることを促すと表明した。
現地時間1月5日午後、安倍晋三首相は三重県で新年の記者会見を開き、今年新たな「総理大臣談話」を発表することを表明した。安倍首相は、安倍談話は村山談話を含む歴代内閣の、歴史認識に関する立場を引き継ぐと表明した。
米国務省のサキ報道官は5日の定例記者会見で、「村山・河野談話による謝罪は、近隣諸国との関係を改善しようとする日本の努力の中で重要な節目となった」と表明した。米国は、日本が友好的な対話により、隣国の歴史問題に関する懸念を和らげるよう促すと重ねて表明している。
サキ報道官は同日、安倍首相が年内に発表する「安倍談話」について、コメントを控えた。
今年は第二次世界大戦の終戦70周年だ。天皇は今月1日に発表した新年の所感で、「満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び、今後の日本のあり方を考えるべきだ」と表明した。安倍首相は5日、「日本は戦後、戦争を深く反省すると同時に、平和的発展の道を歩み続け、世界の平和と繁栄に貢献してきた」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年1月6日