中共中央弁公庁と国務院弁公庁はこのほど「中国の特色ある新型シンクタンクの構築強化に関する意見」を通達した。
習近平総書記は2014年10月27日、中央改革全面深化指導グループの第6回会議で「中国の特色ある新型シンクタンクの構築強化に関する意見」を審議した際、「われわれは国家統治と政治を行うにあたり、各方面の知恵を結集し、最も広範な力を集結することに長けなければならない。改革・発展任務は困難で多いほど、強大な頭脳の支えを必要とする。この数年来、中国のシンクタンクは急速に発展し、思想の生産、成果の生産、人材の輩出の面で大きな成果を挙げ、改革開放と近代化の推進に重要な貢献を果たした」と述べた。
■中国の特色ある新型シンクタンクシステムを形成 2020年までに、党・政府部門、社会科学院、党校行政学院、大学、軍、研究機関と企業、社会シンクタンクの協調的発展を統合的に推進し、明確な位置づけ、鮮明な特色、適度な規模を有し、合理的に配置された中国の特色ある新型のシンクタンクシステムを形成する。
――比較的大きな影響力と国際的知名度を持つハイレベルのシンクタンク群を重点的に構築する。
――正しい政治的方向性を堅持し、才徳兼備で、イノベーション精神に富む公共政策研究・政策諮問人員を整備する。
――ガバナンスが整い、活力に満ち、監督管理が力強いシンクタンク管理体制・運営制度を構築する。
――諮問・提言、理論革新、世論誘導、社会サービス、パブリック・ディプロマシーなど中国の特色ある新型シンクタンクの重要な機能を十分に発揮する。
■満たすべき8大基準
(1)国の法規を遵守し、比較的安定した、運営が規範に合った実体的研究機関。
(2)特色が鮮明で、長期間研究に従事する政策決定・諮問研究分野およびその成果。
(3)一定の影響力を持つ専門の代表的人物および専任研究者。