「戦争勝利記念日を利用して軍事パレードを行うのは国際的慣例だ」。香港紙「太陽報」によると、昨年6月にフランスは米露英などの指導者を招待してノルマンディー上陸作戦70周年軍事パレードを実施。ロシアもしばしば様々な形の軍事パレードを赤の広場で実施し、国威と軍の威容をアピールしている。
インドも仏露に少しも劣らず軍事パレードを実施している。1月26日の「共和国記念日」には毎年軍事パレードを実施。昨年招待された外国の主賓は日本の安倍首相だった。今年の第66回「共和国記念日」軍事パレードは、米国のオバマ大統領がインドのモディ首相とともに見学した。インドは建国記念日以外に、陸軍創設記念日、空軍創設記念日にも毎年軍事パレードを実施している。英国は6月12日のエリザベス2世誕生日に毎年軍事パレードを実施している。
楊毅氏によると、各国の事情が異なるため、軍事パレードが多いのが良いのか、少ないのが良いのかはなんとも言えない。各大国の軍事パレードはスタイルや目的に違いがある。フランスは武器を見せることが中心ではなく、国民の誇りを高め、歴史を忘れないよう促す目的が大きい。ロシアには主に2つの意味があり、特別な日に反ファシズム戦争の勝利を記念し、歴史を忘れないよう国民に促すと同時に、武力を誇示して、ロシアが普通の国では断じてないことを西側に告げるためだ。米国が大規模な軍事パレードを実施することが少ないのは、米国の軍事力は世界中に存在し、米国の軍事力に疑問を抱く者はいないからだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年1月29日