習近平国家主席は11日にオバマ米大統領の招待に応じ、今年9月に国賓として訪米することになった。オバマ大統領が昨年11月に訪中したばかりだが、両国の首脳は早くも習主席の新たな訪米計画を決定した。これは中米関係にとって大きな出来事であり、多くの問題と疑問に対する回答でもある。環球時報が伝えた。
中米関係は現在の世界の「最も重要な二国間関係」と称されることが多い。このような評価は、世界で常に耳にすることができる。中米関係は大規模な関係だが、極めて重要な話題はそれほど多くはない。両国関係が「最も重要」であるのは双方の規模、および両国のすべての行為の強い影響力によるものだ。
中米両国の新型大国関係の発展、両国の建設的な交流の維持は、困難だが戦略的意義のある使命だ。客観的に見て、両国関係の安定を維持する要素が多く存在するが、管理不足により深刻化する可能性がある大小の齟齬も多く残されている。中米関係は「それほど良くも悪くもならない」とする判断は、「それほど悪くもない」に重点を置いている。しかしこれには、両国関係の管理に取り組むという有力な条件が必要だ。
中米関係には戦略的な信頼が必要だ。両国の最高指導者の友好的な交流は、世界の人々に相互理解という信頼の最大の源泉を示す。サニーランドと中南海で開かれた2度の首脳会談は、比類なき強い力を持つ。習主席とオバマ大統領は、共に一種の安定性を創造した。二人による親密な握手、率直な対話が発する情報より貴重なものはこの世に存在しない。
9月まで7ヶ月が残されているが、早くも習主席の訪米の情報が発表された。両国は訪米の半年以上の「準備段階」に入る。正常な理論に基づき考えれば、これは積極的で楽観的な効果をもたらし、協力拡大に現実的な推進力をもたらし、かつ衝突の回避に厳かで十分な理由を与えた。今年の中米関係は、「強気相場」になるだろう。
中米の各種勢力には自らの利益が存在し、両国関係を常に最優先することは困難だ。しかし2人の首脳が、両国関係を丁寧に導こうとしていることを重視するべきだ。新型大国関係の構築は、両国の指導層のことではない。両国の社会にはより多くの活力が存在する。これらの力は毎日、両国関係に各自の影響力を及ぼしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年2月12日